Smiley face
写真・図版
米ロサンゼルスのボクシングジムに、中谷潤人(右)、寺地拳四朗(中央)、アンソニー・オラスクアガと、日本のリングで活躍する3人の世界王者が並んだ

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者、中谷潤人(M・T)は19日(日本時間20日)、米ロサンゼルスでの約1カ月の合宿を打ち上げた。

  • 常に意識する井上尚弥、コンプレックスもあった……中谷潤人に聞く

 世界戦は12ラウンドで、実戦形式のスパーリングも最長12ラウンドをこなすのが普通だ。そんななか、中谷はこの日、なんと20ラウンドをやり切った。「いい感覚がつかめた合宿だった」と話した。

 6月8日に東京・有明コロシアムで国際ボクシング連盟(IBF)同級王者西田凌佑(りょうすけ)(六島)と2団体王座統一戦を行う。

 合宿中は西田を意識して「サウスポーに特化した練習ができた。自信もすごい高まっている」と、いい調整ができたようだ。

 滞在中の5月4日には、ラスベガスで4団体統一世界スーパーフェザー級王者井上尚弥(大橋)の防衛戦があった。井上と中谷は、1年後の5月ころ、東京ドームでのビッグマッチを約束している。

 ロスからラスベガスへは飛行機で1時間くらいの距離だが、今回は観戦には行かなかった。

 「(試合)翌日の月曜日は練…

共有